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全国の卒業設計展2026

GADO Global Architectural Design Organization

日本独自の卒業設計展

日本の卒業設計展は、日本の建築教育の中で育まれてきた、きわめて特徴的な文化です。

卒業制作を行い、それを展示する取り組み自体は世界各国に見られますが、卒業設計を全国規模で集め、公開の場で講評・評価し、建築文化として継続的に社会へ開いている例は、日本以外にほとんどありません。

 

日本では、大学や地域の枠を越えて学生作品が集まり、建築家による公開講評や審査を通じて、同時代の建築の思考や関心が共有されてきました。卒業設計展は、学生にとっては学びの集大成を社会に発信する場であり、来場者にとっては日本の建築教育や建築文化の現在を知る機会となっています。

 

本ページでは、こうした日本独自の卒業設計展文化を俯瞰できるよう、全国各地で開催されている卒業設計展をまとめてご紹介しています。

各展覧会を一覧することで、今の建築学生がどのような課題に向き合い、どのような未来を構想しているのかを感じ取っていただければ幸いです。

​以上 GADO

【全国応募】
せんだいデザインリーグ2026
​卒業設計日本一決定戦

​会場 せんだいメディテーク

Schedule
□STEP1(メンバー登録)
2026/01/14 15:00~02/06 15:00
□STEP2(出展登録)
2026/01/14 15:00~02/11 15:00
□ブラッシュアップ期間

2026/02/11 15:00~02/15 15:00
■一次審査 2026/03/07
■セミファイナル 2026/03/08
■ファイナル 2026/03/08 14:00~19:00
■展示期間 2026/03/08~03/15

Contents
日本一(1 作品)
日本二(1 作品)
日本三(1 作品)
特別賞(2 作品)

Jury
審査員長:内藤廣
審査員: 伊藤博之、保坂健二朗、森田祥子、市川絋司

【全国応募】
全国合同卒業設計展​「卒、26」

​会場 日本女子大学 目白キャンパス新泉山館

Schedule
□応募期限 2025/12/01~2026/02/08

□作品提出 2025/12/05~2026/02/10
■ 0次審査 2026/02/18(非公開)
■ 一般展示日 2026/02/27

■ 公開審査 2026/02/28~03/01

Contents
最優秀賞(1作品/日)
優秀賞(2作品/日)

審査員賞(数作品)
企業賞(数作品)


​Jury 1日目
総合司会:西田 司

審査員:工藤浩平・原田真宏・針谷将史・堀越優希・宮晶子・山本想太郎
​Jury 2日目​

総合司会:西田 司
審査員:キッズ・T・ヨネダ・津川恵理・手塚貴晴・冨永泰保・南泰裕・山田紗子

【全国応募 大学3年生対象】
全国合同卒業設計展​「PRE卒、26」

​会場 日本女子大学 目白キャンパス新泉山館

Schedule
□応募期限 2025/12/01~2026/02/08

□作品提出 2025/12/05~2026/02/10
■ 0次審査 2026/02/18(非公開)
■ 一般展示日 2026/02/27

■ 公開審査 2026/02/28~03/01

Contents
最優秀賞(1作品/日)
優秀賞(2作品/日)

審査員賞(数作品)
企業賞(数作品)


​Jury 1日目
総合司会:西田 司

審査員:工藤浩平・原田真宏・針谷将史・堀越優希・宮晶子・山本想太郎
​Jury 2日目​

総合司会:西田 司
審査員:キッズ・T・ヨネダ・津川恵理・手塚貴晴・冨永泰保・南泰裕・山田紗子

【全国応募】
赤レンガ卒業設計展2026

​会場 横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール

Schedule
□エントリー 2026/01/21~02/24
□データ提出 2026/01/21~02/24
■ 一次審査 2026/02/27(非公開)
■ 展示開始 2026/03/26~03/29

■ 公開審査 2026/03/26

Contents
最優秀賞(1作品)
優秀賞(2作品)
佳作(3作品)
審査員賞(6作品)

​Jury
審査員長:青木 弘司
・審査員:増田 信吾・髙橋 一平・渡邊 大志・古澤 大輔

【指定大学応募】 
Diploma× KYOTO 2026

​会場 京都市勧業館 みやこめっせ 3F第3展示場

Schedule
□エントリー 202
6/--/--
□データ提出 202
6/--/--
■ 一次審査 なし
■ 展示期間 2026/02/21~02/23
■ 巡回講評(DAY1) 2026/02/21
■ 公開審査(DAY1) 2026/02/21
■ 巡回審查(DAY2) 2026/02/22
■ 公開審査(DAY2) 2026/02/22
■ 巡回審查(DAY3) 2026/02/23
■ 公開審査(DAY3) 2026/02/23

Contents
最優秀賞(1作品)
優秀賞(2作品)
佳作(3作品)
審査員賞(数作品)

​Jury​ 1日目

審査員:吉永規夫・槻橋修・本田昌昭・木村吉成・山口陽登・梅原悟・竹口健太郎・中江哲・松田法子・築家志保・宗本晋作
​Jury 2日目
審査員:湯浅良介・畑友洋・藤野高志・西沢立衛・平田晃久・板坂留五・冨永美保
​Jury 3日目
審査員:五十嵐太郎・饗庭伸・倉方俊輔・櫻本聖成・長谷川健太・忍那裕樹・Okamoto Barba Nami

【指定大学応募】
NAGOYA Archi Fes 2026

​会場 ポートメッセなごや 名古屋市国際展示場 コンベンションセンター3階 

Schedule

□エントリー 2026/01/20
□データ提出 2026/01/20
■ 一次審査 なし

■ 展示期間 2026/03/19~03/20
■ 巡回審查(DAY1) 2026/03/19

■ 公開審査(DAY1) 2026/03/19
■ 巡回審查(DAY2) 2026/03/20
■ 公開審査(DAY2) 2026/03/20
 
Contents
2日目公開審査:最優秀賞1作品 優秀賞2作品 審査員個人賞8作品
2日目公開審査:最優秀賞1作品 優秀賞2作品 審査員個人賞5作品


​Jury 1日目
総合司会:
田井幹夫
審査員:岩間照憲・揺口志保・神谷勇机・勝亦優祐・佐々木司・野中あつみ・丸山裕貴

​Jury 2日目
審査員長:
​北山恒
審査員:大島碧・佐野もも・中村好文・​長坂常

【指定大学応募】
広島平和祈念卒業設計展2026 

​会場 旧日本銀行広島支店1F・3F

Schedule
□エントリー 2026/--/--
□データ提出 2026/--/--
■ 一次審査 なし(非公開)
■ 展示開始 2026/02/21~02/23
■ 巡回審查 2026/02/21
■ 公開審査2026/02/22


Contents
最優秀賞(1作品)
優秀賞(3作品)
審査員賞(5作品)


Jury

審査員長:末光弘和
審査員:魚谷繁礼・川辺直哉・萬玉直子・千原康弘

【全国応募】
tonica北九州建築展2026

​会場 THE OUTLETS KITAKYUSHU 内 スペースLABO 企画展示室

Schedule
□応募期限 2025/11/10
~12/21
□作品提出 2025/11/10~12/21
■ 展示開始  2026/02/21~12/22

■ 一次審査  2026/03/22

■ 二次審査  2026/03/22

Contents
最優秀賞(-作品)
優秀賞(-作品)
審査員賞(-作品)

​Jury​

コーディネーター:古森弘一

クリティーク:石井秀幸・津川恵理・西田司・持田敦子

 

 

【全国応募】
Design Review 2026

​会場 アクロス福岡2F交流ギャラリー

Schedule

□エントリー 2026/01/08~01/29

□データ提出 2026/01/08~02/01

□パネル提出 2026/01/29~02/05

■ 予選審査  2026/02/08(非公開)

■ 展示開始  2026/03/14~03/15

■ 巡回審査  2026/03/14

■ 公開審査  2026/03/15



Contents

最優秀賞(1作品)

優秀賞(2作品)

審査員賞(6作品)※クリティーク賞

JIA 九州卒業設計選奨(6作品)



Jury

予選審査員:大庭早子・唐木研介・堀英祐・宮原真美子・矢作昌生

本選審査員:武田清明・藤野高志・古森弘一・松岡恭子・湯浅良介・矢作昌生

【全国応募】
新潟建築卒業設計展Session!2026

​会場 新潟大学 駅南キャンパスときめいと

Schedule
□ 応募期限 2026/01/20
□ 作品提出 2026/02/12
■ 一次審査 なし
■ 講演会  2026/02/20
■ 展示期間 2026/02/21~02/22

Contents

最優秀賞(1作品)審査員賞(4作品)

​Jury​
審査員:間 遼一・中谷 正人・西口 雅洋(五十音順)

日本独自の卒業設計展について

日本の卒業設計展は、日本の建築教育の中で育まれてきた、きわめて特徴的な文化です。結論から言えば、卒業制作を行い、それを展示するという行為自体は世界各国に存在します。しかし、卒業設計を全国規模で集め、公開の場で批評し、競技として成立させ、建築文化の年中行事として社会に定着させている国は、日本以外にほとんどありません。この点において、日本の卒業設計展は独自の文化的完成形を持っていると言えます。

海外に目を向けると、アメリカやヨーロッパでも建築学生の卒業制作は重要な教育課題です。アメリカでは、学生は卒業制作(Thesis)として研究性や社会性の高い設計に取り組み、学内で展示や審査を受けます。ただし、その評価は大学の中で完結することが一般的で、大学を越えて全国規模で競う仕組みはほとんどありません。イギリスではDegree Showと呼ばれる卒業制作展が一般公開され、設計事務所との出会いの場として機能していますが、こちらも大学単位の成果発表が中心です。フランスやドイツでも卒業制作は重視されていますが、公開競技というよりは、教育課程の最終成果として内部的に評価される位置づけにあります。

これに対して日本の卒業設計展は、大学や地域の枠を越えて学生作品が集まり、建築家が公開の場で講評し、優劣や評価が明確に示される点が大きな特徴です。学生にとっては、自らの建築を初めて社会に向けて発信し、批評を受ける貴重な機会であり、来場者にとっては、同時代の建築の思考や関心を一望できる場となっています。

日本の卒業設計展は、単なる学生作品の展示ではありません。教育、批評、競技、交流が重なり合い、毎年新しい建築の価値観や問題意識が更新されていく「建築文化の場」として機能しています。こうした卒業設計展が長年にわたり継続し、社会に開かれた文化として根づいていることは、日本の建築文化の大きな特徴であり、世界に誇るべき独自性の一つだと言えるでしょう。

 

​​

卒業設計展の3つの役割

 

日本の卒業設計展は、学生が制作した建築作品を展示する場にとどまりません。人と人をつなぐこと、建築を批評すること、そして地域や社会の多様な価値観を可視化することという、重要な役割があります。卒業設計展が日本独自の文化として発展してきた背景には、以下の3つの機能が深く関わっています。

 

1. コミュニティ形成とネットワーク

卒業設計展は、学生だけのための展示ではありません。学生同士はもちろん、先輩建築家、設計事務所、研究者、企業、教育関係者など、多様な立場の人々が集い、自然に交流が生まれる場です。こうした出会いは、就職や進学、共同研究など、次のキャリアへとつながるネットワークを育てていきます。

卒業設計展は、学生が建築界のコミュニティに参加する最初の機会であり、単なる卒業条件を超えた社会的な通過儀礼としての役割を果たしています。

 

2. 批評・公開審査という日本独自の制度

日本の卒業設計展の大きな特徴の一つが、公開審査や公開講評です。多くの展覧会では、展示後に建築家が作品を前に議論し、評価や考察を言葉として共有します。これは、完成した成果を見せるだけでなく、設計の背景や思考プロセスを社会に開く行為でもあります。このような批評の公開は、学生にとっては思考を深める貴重な学びの場であり、来場者にとっては建築を多角的に理解する知的体験となります。卒業設計展は、建築を「つくるもの」から「考え、語るもの」へと広げる、日本ならではの批評文化を支えています。

 

3. 地域文化の多様性を生むプラットフォーム

全国各地で開催される卒業設計展には、地域ごとの課題や文化、風土を背景とした設計が数多く集まります。都市、地方、自然環境、コミュニティなど、多様なテーマが並ぶことで、日本社会が抱える問題意識や価値観が立体的に浮かび上がります。卒業設計展は、単なる作品発表の場ではなく、地域性や社会的多様性を可視化する文化的プラットフォームとして機能しています。そこには、建築を通して社会を読み解き、未来を構想する日本の建築教育の姿が映し出されています。

GADOの3つの役割

 

GADO は、日本独自の卒業設計展文化を、次の世代と世界へとつなぐためのプラットフォームです。全国で行われている卒業設計展の価値を可視化し、蓄積し、発信するために、GADOは以下の3つの役割を担っています。

 

1. 全国の卒業設計展をつなぐ「ハブ」としての役割

日本各地では、せんだいデザインリーグ、赤れんが卒業設計展、全国合同卒業設計展「卒、」をはじめ、数多くの卒業設計展が開催されています。しかし、それらはこれまで個別に運営されることが多く、全体像を俯瞰できる場は限られていました。GADOは、全国の卒業設計展の情報を規模や地域関係なく、横断的に集約し、一覧化・発信することで、点在していた卒業設計展を一つのネットワークとして可視化します。

 

2. 日本独自の卒業設計文化を世界へ発信する役割

卒業設計を全国規模で公開・批評し、競技として成立させている文化は、世界的に見ても非常に特異です。しかし、その価値や背景は、海外には十分に伝えられてきませんでした。GADOは、独自のメディアを通じて日本の卒業設計展を単に紹介するのではなく、その制度や批評文化の構造を整理し、国際的に理解可能な形で発信します。これは単なる翻訳ではなく、日本の建築教育や思考のあり方を、世界に向けて共有する試みです。卒業設計展を通じて、日本の建築文化を国際的な文脈へと接続していきます。

 

3. 作品と評価を「収集・分析」する役割

卒業設計展では、毎年膨大な数の作品と講評、評価が生まれています。しかし、それらの多くは会期終了とともに散逸してしまいます。GADOは、作品そのものだけでなく、審査結果、講評の視点、評価の傾向を収集し、体系的に整理・分析します。実際に、毎年全国各地の卒業設計展に参加し、過去10年以上にわたり作品と評価を収集し分析し続けています。これにより、卒業設計は一過性の成果ではなく、建築文化の知的資産として蓄積されていきます。過去と現在を比較し、時代ごとの関心や思考の変化を読み解くことも可能になります。
 

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